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[大人になってからベジータに泣かされた。ぼる塾・田辺さん、酒寄さんが“いま”ドラゴンボールにハマる理由]| 【公式】ドラゴンボールオフィシャルサイト
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田辺:セル編での悟飯の行動 (悟飯がセルにとどめを刺さなかったことでセルの自爆を招き、父の悟空を犠牲にしてしまった出来事)ですね。これを見て湧き上がった怒りを酒寄さんにぶつけ、他の芸人仲間にも会う人、会う人に「孫悟飯のことをみんなは一体どう思ってるんだ」って聞き回ってましたね。気に入らないと言いつつ、誰よりも悟飯のことを一番考えているのは私なんじゃないかって(笑)。 酒寄:ずっとその話してたね。 田辺:それ以降、2人で一緒に熱心にアニメを見直し始めたよね。当時、CX (フジテレビ)でもMXでも再放送がやってたからほぼ毎日ドラゴンボールを見続けて、1本見たら感想を言いたくなるから、酒寄さんとあそこどうですかみたいな話をしてましたね。気がつくと、日々の生活にドラゴンボールがどんどん組み込まれていたんです(笑)。 酒寄:アニメを見てから漫画版を読み返すと、「あ、あのシーンってアニメオリジナルなんだ」っていう発見があったりして楽しいですよね。グレートサイヤマンのエピソードって漫画だとこんなにギュッとしてたの、とか。 田辺:えっ!そうなの?私ね、孫悟飯は嫌いだって言ってたけど、グレートサイヤマンは好きなのよ。平和っぽい感じがして。やっぱいろんな側面を用意しておいてほしいよね。 ーー大人になってから、作品の印象って変わりましたか? 田辺:ホントにね、 子どものころと大人になってから、作品に対する印象がガラッと変わったね。子どものころはとにかく「悟空最強!」「悟空しか勝たん」っていう感じだったんですよ。だから、悟飯が悟空を上回る強さを発揮するなんて、信じられなかった。 それに、「敵キャラ」っていう最初の印象でベジータもピッコロも好きじゃなかったかもしれない。 各々のキャラクターの心が変化していく過程だったり、成長とかが見えてなかったんですよ。 でも大人になって作品に触れると、悟空だけじゃなく、ドラゴンボールのキャラクターってみんな魅力的だなって思いますよ。 あと、孫悟飯もああいう行動を取って当然だなって。だって悟飯、あの時、10歳かそこらだもん。急にあんなに強くなっちゃって、そりゃ調子に乗るわけよ。でも、子どもの時はそういう悟飯の心境まで理解できなかった。 酒寄:田辺さんのその「悟飯観」が私には意外だったんです。私が子どものころって、自分の年齢に一番近い、悟飯に自分を重ねて見るものだと思ってたんですよ。だから私がピッコロさんを好きになったきっかけも、悟飯に優しくしてくれたから。逆に大人になったいまは、「強すぎる悟飯」に共感しにくいんですよ。 田辺:だいぶ変わってきたね、キャラクターへのイメージが。 酒寄:クリリンとかも、亀仙人の修業でズルするイメージが強くて「嫌なヤツだな〜」と思ってたけど、作品全体で見たらまったく嫌なヤツじゃなかったし。 田辺:そう! クリリンって凄いんだよね。悟空とかベジータとかがもう強すぎるから、正直ホントはさ、クリリンは頑張らなくていいんだよ。なのにあんな努力を重ねて……。凄いよ。 酒寄:「もう俺なんて必要ない」ってなってもちゃんと努力しているんだよね。しかも、とんでもなく強くなっていく悟空に素直に「凄い」って伝えられる。悟空もクリリンのことは「仲間」じゃなくて「親友」って特別視してるからね。 田辺:やっぱクリリンの見所はセル編での、18号とのやり取りよね。あの時、「あいつ、やるじゃん」と思ったよね(笑)。男だよ、あいつは! 酒寄:鳥山先生もクリリンにご褒美じゃないけど、彼に見合った素敵な未来を描いてくれたしね。 ##### 「デレ化」するベジータに萌え死に、チチの母性に共感する ##### ーー再びドラゴンボールの世界に触れることで、推しキャラって変わりましたか? 田辺:キャラクターに対する印象はいろいろ変わったけど、 一番変わったのはベジータですね。私、子どものころ、ドラゴンボールを毎週見てたけど、泣いたことはなかった。けど、大人になって見たら、ベジータにめちゃくちゃ泣かされる。地球に来たばかりのころは、ただただプライドの高いヤツだったけど、ブルマと結婚してトランクスという子どもができてからのベジータって、自分のちょっとした弱さとかも認めつつあるじゃない? ベジータの成長がえぐいなって思う。悟空と比べるのもあれだけど、お父さんとしてもベジータは立派。悟空とは結婚したくないけど、ベジータとは結婚したい(笑)。 酒寄:大人のトランクスがセルにやられて、カッとなって絶対勝てないのに立ち向かう姿とかね。 田辺:そう! あんな家族思いなんだって。悟空との関係も素晴らしいよ。ライバルとして認め合っているっていうね。 酒寄:あれ、すごいよね。ベジータが悟空を認めるところって、子どものころはサーって読んじゃってたんですよ。戦闘の行方が気になって。だけど、大人になって読むと ベジータの葛藤とかがよくわかる。魔人ブウ編でのシーンも、自分のプライドを殺してて。 田辺:やっぱ魔人ブウ編はホント、ベジータが主人公なんじゃないかと思うくらい。てか、ドラゴンボールって「誰が主人公」とかじゃなくて、キャラクターそれぞれにストーリーがあるのかもしれない。 酒寄:ベジータに父性を感じるのと同じく、 チチの母性も印象的ですね。悟空が悟飯を連れて地球を救いに行くときに、チチが心配のあまり「悟飯ちゃんが……」とか言ってましたけど、子ども心に「なんで余計なこと言うんだ! 自分の子どもより地球の平和のほうが大事でしょ」って思ってたんです。 でも、実際に自分に息子が生まれたら、こんな恐ろしい戦いに息子が臨むなんて、そりゃあ嫌だよって(笑)。悟飯が殺されたと勘違いして、めちゃくちゃ怖い魔人ブウにつかつかと立ち向かって、バシッと叩くシーンとか、親になったいま読むと「ああああーーちゃんとチチはお母さんじゃん!」って思うんですよね。 田辺:確かにね。そういえば、これはよく二人で話すネタなんですけど、「悟空とブルマがくっつかなくて良かったよね」って。 酒寄:少年漫画のお約束通りなら、絶対悟空とブルマがくっつきそうですけどね。 田辺:なのに、いきなりブルマとベジータって! 酒寄:あのシーン、すごいびっくりした。内緒話が地獄耳のピッコロさんにだけ聞こえて。 田辺:そうそうそう、あそこ、すごい好きなの! 私まで内緒話聞いてるみたいで。 酒寄:あと、大人のトランクスがベジータに会う時にワクワクしたってことは、「ブルマは、ベジータのことを悪く言ってないんだ」と推測できる。 田辺:母親が子どもに父親の悪口言って、子どもが父親のことを尊敬できなくなる、なんて話も聞くけど、ブルマはそうじゃないってことだよね。彼女の歳のとり方もいいよね。でもさ、ブルマのこと、子どものころはどう思ってた? 酒寄:正直、そこまで印象は強くない。「カワイイ! 好き!」っていうイメージは持てなかった。 田辺:いや、そうなの! なんだったら、ちょっと性格のきつい女キャラっていう印象だったかもしれない。子どものころは、キャラクターの存在感って戦いでの強さ、弱さでしか見れてなかったから、「なんだよブルマ。弱いくせに」とか思ったりして(笑)。でも、ああいうちょっとワガママでズルさもあって、みたいなキャラクターの魅力って気づけなかったよね。 酒寄:育ちがいいっていうのも出てるよね。私はブルマが悟空のことを「孫くん」って呼び続けてるのがすごい好き。 田辺:鳥山先生の描く女性キャラはみんな魅力的だけど、私たちが好きなのはビーデルさん。スポポビッチ戦は何度見ても泣いちゃう。 酒寄:あまりの苦戦ぶりに悟飯とかがギブアップしてくれっていうんだけど、絶対ギブアップしないんだよね。あと、大人になって読み返して思ったのが、ビーデルさんって父親のサタンのこと全然嫌いじゃないし、尊敬してる。だからサタンも、きっといいお父さんなんだなって思う。 田辺:そうだ! そうかもしれない。特にあのときのビーデルさんくらいの年齢(魔人ブウ編では、高校生くらい)だと、父親のことってちょっと苦手だったりするもんね。 ドラゴンボールの世界だとさ、人が空飛んだりエネルギー波を撃ったり当たり前にできちゃうわけよ。でもビーデルさんは普通の女の子だから、そんなことできない。ものすごい力の差があるのに、あきらめないっていうのも一つの強さだよね。私だったらもう無理だ、この人たちとは世界が違うってなるけど、ビーデルは頑張る。凄いよね。鳥山先生が描く女性ってみんなおしゃれでカッコよくて強いんだけど、 どこか等身大のキャラクターも描いてくれている。 酒寄: 素敵でかわいいけど、現実離れはしてない、私たちと地続きにいるように感じさせてくれるキャラがビーデルさんなんだよね。悟飯と結ばれてお母さんになったら、ちゃんとお母さんになってる。 ##### ようやく訪れた、悟飯との和解の時。『スーパーヒーロー』を見て「こんなに立派になって」 ##### ーー自分に似てるなというキャラはいますか? 田辺:こういう時、ホントはブルマとか言いたいけど、ブルマの「ブ」の字もない(笑)。だから、私は絶対ヤジロベー。しかも、カッコいい部分のないヤジロベー(笑)。危険が迫っても逃げ回って要領よく生き延びそうだなって思いますね。 なりたいのはベジータですけど。 酒寄:私がドラゴンボールの世界に登場するとしたらプーアルかな? 声は餃子 (チャオズ)っぽいけど、多分私は餃子ほど見せ場は作れない(笑)。なりたいのはデンデ。 田辺:ああ、デンデいいよね! 酒寄:賢いし、ピッコロさんと仲いいし(笑)。私の推しはピッコロさんなんですけ
Provenance
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